2015全日本ヨーヨー選手権大会 1A部門

5月2日と5月3日に行われた全日本ヨーヨー選手権大会1A部門で大塚裕介選手が過去最高のフリースタイルを見せ準優勝に輝きました。
今回の大塚選手はミスを最小限に抑えたいつも以上に安定感のあるパフォーマンスを披露しました。
エレクトロミュージックに合わせ大塚選手らしい一つ一つのトリックをしっかり見せていくスタイルで観客を魅了。
フリースタイル後半では昨年から取り組んでいたホリゾンタルの強化が実り、ラストの首バインドまでの難易度の高いホリゾンタルトリックの連続を見事成功させました。


6位には徳渕皓要選手が入りました。
準優勝した去年のフリースタイルをさらにブラッシュアップさせた演技を披露。
音楽、空間の使い方は誰よりも完成されておりフリースタイル構成の手本となるべきパフォーマンスでした。


藤坂達也選手は7位。
以前から無駄な動きを一切しないフリースタイルを身上としていた藤坂選手でしたが、
今回は無駄を無くした上で密度を極限まで上げる1Aの限界に挑戦した演技を披露しました。
飛び抜けた難易度の新技もいくつか構成に入っており藤坂選手の新境地を見せてくれました。


荻亮太選手は9位に入りました。
ロック系の音楽に合わせいつもの荻選手以上に激しいフリースタイルを披露。
3分間常にスピーディな技もしくはダイナミックな技を繰り出し続けるという荻選手の特徴を凝縮させたような構成を大きなミスなく成功させました。


10位には寺田将大選手が入り、世界大会の予選シード権に滑り込みました。
特徴的なオリジナルトリックを武器とする寺田選手。
今回はフリースタイル構成にも磨きをかけ、激しい音楽と独自の技をシンクロさせた誰よりもクールな演技を披露しました。


八巻伊織選手は今回11位。
技の密度や細かい音踏みをさらに増やし、世界3位になった去年よりも構成難易度を上げて挑んだ今大会、
残念ながら中盤と終盤にバインドのミスが響いてしまい順位を上げることができませんでした。
しかし攻撃的なフリースタイル構成は、アジア大会や世界大会での期待をさらに膨らませるものとなりました。


12位には宮崎亮選手が入りました。
今回が初の全国大会出場となった宮崎選手。
持ち味のテクニカルなコンボを次々と成功させる初参加とは思えないような堂々としたフリースタイルで会場に魔法をかけました。


秋葉泰貴選手は13位でした。
序盤、糸が絡まるミスで時間を消費してしまい点数を落としてしまいましたが、後半立ち直り得意のチョップスティック系の大技をいくつも成功させました。